法話

北海道札幌の定山寺ご住職より、法話を戴けることになりました。南無。


四月の法話

花祭りとは

 花祭りとはお釈迦様の誕生日(4月8日)のことです。仏教では灌仏会(かんぶつえ)又は釈尊降誕会(しゃくそんごうたんえ)と言い、 釈迦誕生仏像に参拝客が甘茶を掛ける行事が行われます。仏生会・浴仏会などとも言います。

 この「花祭り」と呼ばれる灌仏会の場合、お堂を花で一杯に飾り花御堂として、その中に水盤に乗せた誕生仏を置き、竹の柄杓で甘茶 あるいは五種の香水を掛けます。またお釈迦様のお母さんの麻耶夫人が白い象が体内に入る夢を見てお釈迦様を妊娠したという伝説に もとづき、境内に大きな白い象の作り物が置かれるところもあります。この象の上に花で飾った輿にのせた誕生仏を乗せパレードをする お寺もあります。

 お茶を掛けるのは、生まれたばかりのお釈迦様に天から九竜が香湯を注いだという伝説にちなんだものと言われ、一部の地方ではこの 甘茶をもらって帰り、それで墨をすって「千早振る卯月八日は吉日よ神さげ虫を成敗ぞする」という歌を書いてトイレや柱などに逆さまに 貼り付けると蛇や害虫がやってこない、というおまじないがあります。

 お釈迦さまはお生まれになり、直ちに七歩歩き、右手で天を左手で地を指さして「天上天下唯我独尊」と申されたそうです。この言葉は とかく誤解されがちで、その文字通りとってしまうと「天にも地にもただ我一人尊し」、つまり、「天にも地にも一番尊いのは私だ」という意味に 捉えられがちです。しかしそれは違います。
  「唯我独尊」とは、今ここに生きる自分、皆それぞれがかけがえのない尊い命を生きている、ということであり、お釈迦様だけが尊いのではなく、 生きとし生けるものがみんな「唯我独尊」であるということです。全ての命は尊いものであり、区別はないのです。

 もっと世界がこのことに気づけば無意味な命の奪い合い(戦争)もなくなるのではないでしょうか。

 

北海道札幌の定山寺ご住職より戴いたご法話、目次

2004年 3月 2月 1月

2003年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月

 

  大徳山 定山寺    札幌市南区定山渓温泉東3丁目
北海道札幌市にある定山渓温泉を発見した定山坊が開いたお寺。定山坊の遺品が数多く残されている。曹洞宗の教え、沿革、法話、定山渓の名所案内等の 内容のホームページで、曹洞宗寺院を網羅したリンク集がある。

 この頁は、特定の宗派や団体の布教の為のものではありません。 今月の法話等、更新していただけるもので、宗派や寺院の宣伝でなければ、宗派にかかわらず掲載させて頂きます。
 

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