|
「お盆」
俳句で有名な北村季吟さんによるお盆の俳句を紹介致します。
「まざまざといますがごとく魂まつり」
お盆の事を「魂まつり」と言い換えてますが、まさしくお盆はご先祖様の魂が帰
ってくるお祭りです。お盆にはご先祖様が一年ぶりに里帰りで我が家に帰って来
られると言われていますが、お帰りになったご先祖様が失望しないように、「ま
ざまざといますが如く」つまり心をこめて、懇切丁寧にお迎えしなければならな
いのです。
最近では宗教的な色合いは薄れてきましたが、元来盆踊りは、戻ってきた精霊を
慰め、送り出すために催されてきました。また、戻ってきた霊が供養のおかげで
成仏できた喜びを踊りで表す、と伝えられている地方もあります。 私たちが、
祖先に感謝し生きていることの喜びを表現するために踊ると考えてもよいでしょ
う。
また、お盆は国民的行事であり、ご先祖様のみならず、遠くに行っていた家族、
親戚が集う場でもありますね。疲れて帰ってきてがっかりさせることがないよう
に、心をこめて、笑顔で迎えてあげたいものです。
帰って来た時、ただいまー、おかえりーと言いますが、無事に「ただいま」帰っ
てきたよ、の「ただいま」であり、無事に「おかえり」できてなによりだね、の
「おかえり」です。
ご先祖様にたいするおかえりーは手をあわせることですね。
小さい子供は手をあわせること、その意味などに興味もないもんです。
しかしながら「おばあちゃんがやってるから」と真似をしませんか?
学ぶとは真似ぶと言われますが、子供は親の背中を見て育つのです。
どうかそれを忘れることなく、お盆のみならず、毎日の生活において手を合わせ
る、ご先祖様と挨拶をかわすということを大切にしてください。
手をあわせること、心のやりとりのお作法を大事に伝えましょう。
|