法話

北海道札幌の定山寺ご住職より、毎月のご法話を戴いております。南無。

八月の法話

 

 

「お盆」

俳句で有名な北村季吟さんによるお盆の俳句を紹介致します。
「まざまざといますがごとく魂まつり」
お盆の事を「魂まつり」と言い換えてますが、まさしくお盆はご先祖様の魂が帰
ってくるお祭りです。お盆にはご先祖様が一年ぶりに里帰りで我が家に帰って来
られると言われていますが、お帰りになったご先祖様が失望しないように、「ま
ざまざといますが如く」つまり心をこめて、懇切丁寧にお迎えしなければならな
いのです。

最近では宗教的な色合いは薄れてきましたが、元来盆踊りは、戻ってきた精霊を
慰め、送り出すために催されてきました。また、戻ってきた霊が供養のおかげで
成仏できた喜びを踊りで表す、と伝えられている地方もあります。 私たちが、
祖先に感謝し生きていることの喜びを表現するために踊ると考えてもよいでしょ
う。

また、お盆は国民的行事であり、ご先祖様のみならず、遠くに行っていた家族、
親戚が集う場でもありますね。疲れて帰ってきてがっかりさせることがないよう
に、心をこめて、笑顔で迎えてあげたいものです。

帰って来た時、ただいまー、おかえりーと言いますが、無事に「ただいま」帰っ
てきたよ、の「ただいま」であり、無事に「おかえり」できてなによりだね、の
「おかえり」です。

ご先祖様にたいするおかえりーは手をあわせることですね。
小さい子供は手をあわせること、その意味などに興味もないもんです。
しかしながら「おばあちゃんがやってるから」と真似をしませんか?
学ぶとは真似ぶと言われますが、子供は親の背中を見て育つのです。
どうかそれを忘れることなく、お盆のみならず、毎日の生活において手を合わせ
る、ご先祖様と挨拶をかわすということを大切にしてください。
手をあわせること、心のやりとりのお作法を大事に伝えましょう。

 

北海道札幌の定山寺ご住職より戴いたご法話、目次

2004年 3月 2月 1月

2003年 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月


  大徳山 定山寺    札幌市南区定山渓温泉東3丁目
北海道札幌市にある定山渓温泉を発見した定山坊が開いたお寺。定山坊の遺品が数多く残されている。曹洞宗の教え、沿革、法話、定山渓の名所案内等の 内容のホームページで、曹洞宗寺院を網羅したリンク集がある。

 この頁は、特定の宗派や団体の布教の為のものではありません。 今月の法話等、更新していただけるもので、あからさまな宗派や寺院の宣伝でなければ、宗派にかかわらず掲載させて頂きます。

 

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